産学連携学会の「地域社会実装研究会」
http://www.j-sip.org/event_detail.php?id=2617®ister=yes&meeting=yes
にて、3月24日(月) 以下のような報告を行いました(完全オンライン)。
◯当日の研究会のテーマは
「産学連携の効果的な活用」-コーディネーターに着目して-
でした。
奈良国立大学機構奈良カレッジズ連携推進センターの松田、山崎、森田(地域実践部門)が発表しました。
◯松田「研究と教育を通じて地域と社会に貢献―法人統合後の産地学官連携を中心とした取り組みとコーディネーターの役割」
◯山崎「奈良カレッジズ連携推進センター 協働推進部門より」
◯森田「奈良カレッジズ連携推進センター 地域実践部門より」
地域実践部門では、下市町・下北山村・東吉野村での事例報告(奈良型エクステンション、協働エクステンション)を中心に報告しました。コーディネーターの役割という視点ではあまりお話しできませんでしたが取り組みには大変興味を持っていただいたと感じました。
参加者からの感想は本当に様々で、「少人数なのに手広くやりすぎではないか?」や
「この際だから、やりたいことを全てやってもいいのではないか」など、真逆となるようなご意見も聞くことができました。
協働エクステンション(奈良型エクステンション)は、大学と地域がプラットフォームをつくり、そこで創発を促していくものです。 (昨今流行りの)合目的的な思想ではなく、グラウンデッドセオリー(地に足のついた理論)、帰納的推論の思想にたった、ポテンシャル志向、真のイノベーション志向です。
それを具体的に実現するために以下のようなステップ・方法論を踏みます。
1、大学と地元が対等に選出した地元人材を、大学のスタッフとして雇用し、そこで働いていただく。→ 地元のネットワークや信頼資源をもった人材が大学のポジション(特任助教)も持つことによって、地域と大学が本当の意味で相互浸透する(大学からみれば、「大学拡張」)。
2,その人材を役場ではなく、休眠公共施設に配し、役場でもなく、個人宅でもない、第三の公共空間(中山間地域にとてもすくない空間資源)を獲得する。
3,その「第三空間の利活用をみんなで考えましょう」というかたちで、自治体、住民、興味をもつ企業などの参加を促し、可視化できる空間の利活用プロジェクトを進めるなかで、不可視的な信頼と関係のプラットフォームが形成される。
4,3が形成されれば、その信頼資源・関係資源のうえに、大学が様々な企業や研究者、研究成果を紹介し、地元のローカルな文脈を刺激することで、予測を越えた事業を創発させていく。
☆この方法はどこでも可能なことであり、地域創生の実を本当に上げるために、大学が少ない予算で着手できる方法です。
是非他の地域・大学・自治体でも、試みていただきたいです。
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