奈良国立大学機構 奈良型エクステンション ブログ

奈良国立大学機構が試行する地域連携の社会技術「奈良型エクステンション」モデル3地域を中心とした紹介です。

【下北山村】学生2名が夏休みを利用して村で働いてみました

 夏休み期間、奈良女子大の2名の学生が下北山村で宿泊し、

村の公共施設で働いてくれました。村は慢性的な人材不足。とくに若いエネルギッシュな人を常に必要としています。

 下北山学を受講した学生さんと下北山学生サポーターに名乗りをあげてくれた学生さんが頑張ってくれました。

https://kinarinosato.net/archives/1230

 

以下その一人が帰宅後手記と写真を寄せてくれました。

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8月18日から22日まで、下北山村のシェアハウス「このま」に宿泊し、きなりの湯でアルバイトをしてきました(もともと24日までの予定だったのですが、途中で風邪をひいてしまい、無念の帰宅をしました……)。
開館前の脱衣所のお掃除と、売店のレジ担当をさせていただきました!朝、川沿いを歩いて出勤するのが気持ちよかったです。繁忙期はすぎていたので、大忙しというわけではありませんでしたが、サッカー合宿の生徒や釣りのお客さんはまだまだいらしゃって、働き甲斐のある数日間でした。常連さんが何人も「アルバイト?いつまでなの?頑張ってね!」と声を掛けてくださり、長時間の勤務も乗り切れました!
20日は休館日だったので、エクステンションの鈴木先生に連れていっていただきブラックバス釣りに行きました。また、Hさんという人にお世話になり、ボートを出してもらって、大自然の中を疾走してきました!
短い時間ではありましたが、村の人とたくさんお話してより一層下北山村を好きになりました。

 

 

 

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 下北山村にエクステンションセンターができて、村を訪れる学生が増えています。こうした機会をセッティングしてくれている村の皆様に心より感謝します。

 

 

www.tsuchinoko-park.com

 

www.vill.shimokitayama.nara.jp

【下北山村】昨年度、下北山発の授業に参加した学生が卒業後も、村に来て書道教室を開催してくれました。

 

下北山村で行われたこども書道教室のチラシ

 

 2024年8月16日 下北山村のつちのこパークで、こども書道教室が開かれました。先生は、昨年度の授業「下北山学」を受講し、夏休みにはSagojoのプログラムで約3週間、村に滞在して働いた経験をもつ奈良女の学生さん。いまは卒業し企業で働いています。休暇を利用して今年も下北山村を訪れ、得意の書道でこどもたちと交流してくれました。

参加した子どもは総勢7名の村の子供たち。優しいS先生の指導で楽しくのびのびと書に親しむことができました。

 

S先生と子どもたち(Sさんの許可を得ています)

 

 

よくできました!!!

 

昨年度Sさんたちが活用したプログラム。

「下北山学」の授業にも協力してくださいました。

www.sagojo.link

 

 

 

 

【全体】奈良女子大学の広報誌に東吉野・下北山村が(学生記者によって)紹介されました

 法人に属する大学の1つ、奈良女子大学が出している広報誌『ならじょToday』42号に、2つのエクステンション地域が紹介されました。

 取材してくれたのは、キャリアデザインゼミナール「通称下北山学」の受講生であり、ならじょTodayの記者でもある4回生Uさん。幾日もかけて取材をおこない、4ページにわたる大特集を完成させてくれました。

 エクステンション特任助教さんの紹介はもちろん、2つの村の魅力や、地域づくりに取り組む人たちの活動も紹介されています。とくに本好きのUさんらしく、図書室活動に焦点が当てられているのも興味深いです。

 本誌は、以下のURL からオンラインで閲覧できます。p.10からがその特集です。

 ぜひご覧ください。

https://www.nara-wu.ac.jp/nwu/intro/today/pdf/today42.pdf

【東吉野村】奈良女子大学共生科学センター主催 東吉野村野外体験実習(7月と8月)開催

 東吉野エクステンションのある四郷小学校と大学のご縁は、ここが、奈良女子大学共生科学センターの東吉野分室として、村から借りていた、ということにあります。大和・紀伊半島学研究所の分室、さらに奈良国立大学機構のエクステンションセンターのオフィスも入り、ここではエクステンション事業を契機に立ち上がった地域の人たちの活動団体(ひよしカレッジ四郷)がいろいろな事業を繰り出したり話し合いをしたりしてくれています。おかげで、地域どうし、大学と地域、さらに地域に関心のある企業と大学のつながりがたくさんできてきました。

 大学と東吉野のご縁の象徴ともいえる、共生科学センター主催のこども向け野外体験実習、今年は7月と8月に2回、行われました。

 

奈良女子大学共生科学研究センターによる7月募集チラシ

同 8月募集ちらし

www.nara-wu.ac.jp

【東吉野村】6大学の学生が施設見学に来てくれました

「大学生向け 奈良奥大和体験プログラム」(主催:奈良県 奥大和地域活力推進課)で6名の大学生が東吉野村のエクステンションである四郷小学校を訪問してくれました。


https://mysh.tokyo/naraokuyamato-taiken-program/
 
 一行は、以下の大学生に関係者を含めて総勢11名
同志社女子大学 慶應義塾大学 上智大学 奈良県立大学 立命館大学 和歌山県立医科大学
奥大和という場所の魅力や可能性を、若い人たちに感じ取っていただけるとうれしいですね。
またこうした事業に私達の場所がお役にたてることもありがたいです。

 運営は、奥大和移住定住交流センターengawa を運営されているMYSHさん
 https://okuyamato-engawa.jp/
 engawaも、移住に興味のある人たちにたくさんの有益な情報を提供してくれる橿原市にある施設です。
 

【東吉野村】ひよカレ子ども開放日8/7

8月7日 定例ミーティングの日ですが、この日は子ども開放日となりました。

以下、担当のOさんのレポートと写真で紹介させていただきます。

 

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こんにちは😃
ひよカレ子どもサポートの担当のOです。

昨日は、ひよカレ子ども開放日
子ども大人総勢40名の参加で開催しました。
ウクレレ教室と学習サポートで、3時間、混乱無く実施できました〜
たくさんの大人が見守る中、生き生きと活動する子どもたちの姿が見れてとてもよかったです。
参加者は0歳〜75歳と幅広く、嬉しい光景がここそこに見られました。
取り急ぎご報告します。

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ウクレレ教室

子どもも大人も賑やかに

図書室でも楽しく(つい昨年まで何もなかったところがこんなに・・)

 

【東吉野村】中学生への夏休み学習支援(教育大・女子大の学生が活躍):8/30 追記あり

 7月26日から8月1日と8月22日・24日の合計7日間、東吉野中学校で行われる夏休み中の勉強会に、学習支援員として女子大・教育大の学生が参加しています。

 これはもともと、奈良女子大学生活環境学部の中山徹先生と村のご縁で始まったものですが、昨年度より奈良カレッジズ連携推進センター(地域実践部門)で引き継ぎ、教育委員会と連携をとりつつ実施しています。
 すでに前半が今日で終了。猛暑の今年ですが、両大学から10名の応募があり、学生さんたちが東吉野を訪れて、中学生たちと過ごしています。
 

 

 

(2024年8月30日追記)

2つの期間にわたって行われた学習支援は無事終了しました。

以下、少し長くなりますが、参加した学生さんの感想を掲載します。

◆意見・感想など
・(学生Aさん)大変貴重な体験をさせていただいて、森田さん、中学生の皆様、および関係者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
気づいた点ですが、勉強会、学習支援というのがメインなのは重々承知の上ですが、大学生、大学院生が教えるのと教員が教えるのでは進度についても生徒についてもよく知っておられる教員の方の方が聞きやすいのかなと感じました。また、せっかくの機会ですから、勉強会の初めに少しグループワークといった交流をすることでコミュニケーションを取りやすい環境が作れたらいいなと感じました。しかし、生徒さんはとても真面目に勉強に取り組んでおりました。眠気にも負けず、各自宿題に励んでいました。3年生は最初とても真面目に静かに勉強していたので、少し話しかけるのに躊躇してしまっておりましたが、休み時間に少しお話をすることができ、その後は質問もしやすい、声をかけやすい環境ができたかなと感じております。しかし、実際に地方で高校受験をする生徒を目の当たりにし、奈良県の南北問題などにも考えさせられるものがありました。1年生は先生方もいらっしゃったこともあり、最初から元気よく勉強に取り組んでおり、わからない点を必死で考えている姿には心を打たれました。移住をしてきたと話してくれた子もおり、いわゆる「田舎」のよさも改めて認識することができました。
勉強会も楽しかったですが、東吉野村に来る機会をいただき、町の景色を堪能することもとても楽しかったです。木下さんが東吉野村に詳しく、解説をしてくれたため、一層景色がまた違う景色に見え、とても感動しました。
本日はこのような貴重な体験をさせていただきありがとうございました。また個人的にも東吉野村を訪れたいと思いましたし、これからの活動にも積極的に取り組んでいきたいと思います。
・(学生Bさん)今回参加させていただいてとても楽しかったです。子どもたちも先生方もとてもいい人たちで自分自身も関係性がない中でどう教えるのかという練習にもなったのでとてもいい時間を過ごすことができました。また来年も機会がありましたら是非参加させていただきたいと思いました。改めてありがとうございました。
・(学生Cさん)急遽担当者の方とやりとりをして集合場所を調整していただき、ありがとうございました。おかげ様で無事合流し学習支援に参加することができました。
気づいた点としては、生徒さん全員が時間いっぱい真面目に集中して学習に取り組んでいるため、こちらが介入する隙があまりなく、何をすればよいか分からない時間があった点でしょうか。この点自体に問題はないのですが、手持無沙汰な時間が生まれてしまったことについて少しの申し訳なさが残りました。
空いた時間や送迎時間の中で、先生や教育委員会の方から東吉野村ならではの学習や行事、部活動などについて教えていただくことができ、その点は自分自身の勉強になりました。私はもとより、農村部に住む児童や生徒の教育事情について関心を持っていたため、実際にお話を聞く機会を得ることができありがたかったです。