7月26日から8月1日と8月22日・24日の合計7日間、東吉野中学校で行われる夏休み中の勉強会に、学習支援員として女子大・教育大の学生が参加しています。
これはもともと、奈良女子大学生活環境学部の中山徹先生と村のご縁で始まったものですが、昨年度より奈良カレッジズ連携推進センター(地域実践部門)で引き継ぎ、教育委員会と連携をとりつつ実施しています。
すでに前半が今日で終了。猛暑の今年ですが、両大学から10名の応募があり、学生さんたちが東吉野を訪れて、中学生たちと過ごしています。
(2024年8月30日追記)
2つの期間にわたって行われた学習支援は無事終了しました。
以下、少し長くなりますが、参加した学生さんの感想を掲載します。
◆意見・感想など
・(学生Aさん)大変貴重な体験をさせていただいて、森田さん、中学生の皆様、および関係者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
気づいた点ですが、勉強会、学習支援というのがメインなのは重々承知の上ですが、大学生、大学院生が教えるのと教員が教えるのでは進度についても生徒についてもよく知っておられる教員の方の方が聞きやすいのかなと感じました。また、せっかくの機会ですから、勉強会の初めに少しグループワークといった交流をすることでコミュニケーションを取りやすい環境が作れたらいいなと感じました。しかし、生徒さんはとても真面目に勉強に取り組んでおりました。眠気にも負けず、各自宿題に励んでいました。3年生は最初とても真面目に静かに勉強していたので、少し話しかけるのに躊躇してしまっておりましたが、休み時間に少しお話をすることができ、その後は質問もしやすい、声をかけやすい環境ができたかなと感じております。しかし、実際に地方で高校受験をする生徒を目の当たりにし、奈良県の南北問題などにも考えさせられるものがありました。1年生は先生方もいらっしゃったこともあり、最初から元気よく勉強に取り組んでおり、わからない点を必死で考えている姿には心を打たれました。移住をしてきたと話してくれた子もおり、いわゆる「田舎」のよさも改めて認識することができました。
勉強会も楽しかったですが、東吉野村に来る機会をいただき、町の景色を堪能することもとても楽しかったです。木下さんが東吉野村に詳しく、解説をしてくれたため、一層景色がまた違う景色に見え、とても感動しました。
本日はこのような貴重な体験をさせていただきありがとうございました。また個人的にも東吉野村を訪れたいと思いましたし、これからの活動にも積極的に取り組んでいきたいと思います。
・(学生Bさん)今回参加させていただいてとても楽しかったです。子どもたちも先生方もとてもいい人たちで自分自身も関係性がない中でどう教えるのかという練習にもなったのでとてもいい時間を過ごすことができました。また来年も機会がありましたら是非参加させていただきたいと思いました。改めてありがとうございました。
・(学生Cさん)急遽担当者の方とやりとりをして集合場所を調整していただき、ありがとうございました。おかげ様で無事合流し学習支援に参加することができました。
気づいた点としては、生徒さん全員が時間いっぱい真面目に集中して学習に取り組んでいるため、こちらが介入する隙があまりなく、何をすればよいか分からない時間があった点でしょうか。この点自体に問題はないのですが、手持無沙汰な時間が生まれてしまったことについて少しの申し訳なさが残りました。
空いた時間や送迎時間の中で、先生や教育委員会の方から東吉野村ならではの学習や行事、部活動などについて教えていただくことができ、その点は自分自身の勉強になりました。私はもとより、農村部に住む児童や生徒の教育事情について関心を持っていたため、実際にお話を聞く機会を得ることができありがたかったです。