今年度も、下市町の皆さんといっしょに作っている授業、
「コミュニティ・リサーチ」が始まっています。初回の大学でのガイダンスと下市町の概要説明講義、受講生のアイスブレーキングに続いて、先週土曜日(4/20)は、下市町をまず歩いて体感する、第1回目の現地授業が行われました。
近鉄下市口駅で集合した受講生は、すぐ南側の吉野川にかかった千石橋を渡ります。ここで、下市町の観光ボランティア協会のボランティアガイドの方に待ち受けていただいておりました。千石橋は、下市町の最北端。ここから、町の中心部を、ボランティアガイドの方に伴われて歩きながら南に。
下市町の町並みや歴史、現在の産業などの話を聞きながら、約2時間かけて観光文化センターに到着しました。そこでボランティアガイドの方たちと別れ、さらに徒歩で、下市町役場の隣の建物にある、奈良女子大学下市アクティビティセンター(現在の下市エクステンションセンターを兼ねる)に到着。
気温の高い日でしたので、みなかなり疲れましたが、涼しい部屋で休息と昼食をとりました。
今年度のコミュニティリサーチでは、以前からお世話になっている社会福祉協議会が主催されている高齢者のたんぽぽカフェ(月一回開催)の、レクリエーションを一回分企画して実施させていただくことが柱となっています。その場所を外から見学し、その後、これも昨年度までの授業でたびたびお世話になっている、下市集学校を見学し、廃校利活用の事例をスタッフの方に説明していただきました。
ほぼまる一日、下市のいろんな場所や施設、取り組みを見聞したので、かなりこの町のイメージが具体的になったことと思います。こうした経験を踏まえて、次回は、下市町の高齢者問題について学び、高齢者のたんぽぽカフェの意味合いなどを学んで、企画づくりに入っていくこととなります。