奈良国立大学機構 奈良型エクステンション ブログ

奈良国立大学機構が試行する地域連携の社会技術「奈良型エクステンション」モデル3地域を中心とした紹介です。

【共同研究】下北山村における転地療養型リワーク・プログラムの取り組みに関する臨床心理学的検討

2022年度から始まった株式会社リヴァ(ムラカラ事業部)と奈良女子大学臨床心理相談センターの共同研究は、より持続的に進めるため、共同研究契約が交されました。

ー以下 計画書より抜粋ーーーーー

【研究題目】
・転地療養型リワーク・プログラムの取り組みに関する臨床心理学的検討
【研究組織】
・梅垣祐介(代表)・伊藤美奈子・栗本美百合(奈良女子大学生活環境科学系・奈良女子大学臨床心理相談センター)
・学外連携機関:株式会社リヴァ(東京都)ムラカラ事業部(下北山村
【研究目的及び内容】
精神障害等を理由とした休退職者を対象に,奈良県下北山村において実施されている転地療養型リワーク「ムラカラ」の取り組みについて,その効果や利用者からの体験等の実態を臨床心理学的観点から検討する。
【予想される研究成果】
・休退職者を対象としたリワークは近年多くの医療機関等で実践されているが,転地療養型のものは前例がほとんどない。その実態や利用者らの体験,プログラムの有効性等を検討することで,従来のリワーク・プログラムにはない特徴や強みが明らかになり,今後の実践に向けた予備的なエビデンスが得られると予想される。
【研究計画及び方法】
・研究方法の構築。具体的には,有効性の測定や実態の調査のための尺度(項目)の選定,インタビュー調査のためのインタビュー・ガイドの作成等の実施。
・データ収集・解析,研究成果のまとめ。

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