奈良国立大学機構 奈良型エクステンション ブログ

奈良国立大学機構が試行する地域連携の社会技術「奈良型エクステンション」モデル3地域を中心とした紹介です。

【東吉野村】座談会の開催 20230421

2023年4月21日(金)9時に、東吉野村四郷小座談会が行われました。            

・このような大学と地域の座談会が実施されるということで、東吉野村役場では、村民に回覧板で告知をしてくださいました。



・さて当日の様子をエクステンション特任助教(大谷)が報告します。
  9時前から続々とお越しいただき、「何か手伝うことある?」と声をかけていただいたりしました。開始時間には大体の方が着席しており、多めに出したつもりの〈四郷小への意見まとめ〉資料はギリギリ全員に回せて、自分の分が足りないくらいの盛況でした。せっかく送っていただいた拡大カメラの準備をしておらず、相変わらず大谷パソコンカメラの映像になったこと以外は、終始良い雰囲気で、初回にしては上出来と言いますか、次回につながる座談会になったと感じています。

 

         

 村の人は、やはり最初は固いというか、様子見の感じや緊張があったように感じますが、酒井先生のあたたかなお人柄が伝わる進行や、自己紹介、私のポンコツな様子が垣間見れたことなどから緊張がほどけていったように思えます。
 内容としては、四郷小への意見まとめを参考にしながら、既存の意見への賛成、発展させた意見、新たな意見などが出ました。図書館の希望はこの座談会でも出てきたので、根強い希望なのだなと感じております。本を買いたいけど本屋がないという意見もあり、単に収益を上げるということではなく、人件費や、本の仕入れなど、必要なお金の循環が健全にあることが許される場所になれば、活用の幅は広がるのだろうと感じました。
 村の歴史の探求に興味がある方もいましたし、天誅組160年祭があるのでそこへ奈良女にも関わってほしいという希望もありました。野山や植物に詳しい先生方や学生さんと三尾散策がしたいという意見もあり、そちらは事前に具体的にヒアリングできていた案件でしたのでみなさんのイメージもしやすかったのか、他の地域の方もやってほしいという声がありました。
 座談会終了後もみなさん活発に意見を出してくださり、卓球など単発の利用を、そのままで終わらせず、地域の課題共有やアクションなど、そこから始まることへつなげていけたらもっと面白いよねという意見もありました。
 これからは二ヶ月に1度の定期開催をすることに決まりました。