奈良国立大学機構 奈良型エクステンション ブログ

奈良国立大学機構が試行する地域連携の社会技術「奈良型エクステンション」モデル3地域を中心とした紹介です。

【下市町】奈良女子大学附属小学校5年生 合計63人のさとやま体験

8月の奈良教育大学附属小学校に続き、

10月23日~25日の間に、奈良女子大学附属小学校5年生 月組32人星組31人が二日連続に渡り一泊二日のさとやま体験を行いました。(総務省子供農山漁村交流推進支援事業)

1日目は、

森林組合による間伐見学と、のこぎりを使用して玉切り体験

❷昼食時には、特任助教による林業の説明(チェーンソー資格有)

下市町役場の議会室を見学(議長の席に座ってみる)

❸製材所(花井商店)で木材の皮剥き見学と製材見学

夜は下市温泉でカレーライスとお風呂

2日目は、

朝食は茶粥を提供。地域のおばちゃんが漬物10キロを作り、梅干しは広橋梅林在住のおじさんの手作り梅干し。それぞれのゲストハウスで食べて貰いました。子供達には地産地消の大切さを伝えました。

 

❹朝は、現在進行中の、MIND TRAIL~心のなかの美術館~という、トレッキングをしながらアート作品を鑑賞。

❹創業800年のつるべ寿司弥助で、下市あきつ学園の子供達と交流しながら柿の葉寿司作り。町内に2件ある柿の葉寿司屋さんに協力依頼しそれぞれ2日間担当。

こだわり方も味を全く違います。

下市と奈良女の子供達どうなるかと思いましたが、アイスブレイキングで交流ができていました。

❹お箸体験(工房きえん)と、今回初の木工所での(木工森)鉋体験

お箸は前回同様に楽しんでいましたが、木工所での鉋体験は楽しいあまりにひたすら鉋掛けに集中していました。

❺最後は三宝の説明とお箸や下市グッズをお土産に。

前回の教育大附属との違いは、

木工所での鉋掛け体験、柿の葉寿司で下市の子供と交流、2つの柿の葉寿司やさんが協力、余った昼食時間で議会を案内、朝のマインドトレイル散策、夜は下市温泉のカレー、引率の先生が各日程3人ずつ同行、奈良女子大学の学生が7人アルバイトで参加(特任助教と役場職員で、学生アルバイトオンライン事前説明会を1時間開催)

以前より奈良女子大学と下市町が長い間連携をしていたことで、教育大学・奈良女附属小学校との連携に繋がり、今回の合宿が成立しました。

そして、特任助教が9年前から行っていた全く同じ内容のプログラムと協力者、これが9年後に学校向けに実現しました。

総じて地道に継続することは決して無駄ではなく、必要性を感じた合宿でした。

来年は補助事業ではなく、授業として参加してくれそうです。

非常に良いさとやま体験で、子供達の心に大きく残ったと思います。

子供達は元気に奈良市に帰っていきました。