奈良国立大学機構 奈良型エクステンション ブログ

奈良国立大学機構が試行する地域連携の社会技術「奈良型エクステンション」モデル3地域を中心とした紹介です。

【下北山村】キャリアデザインゼミ(通称「下北山学」)第2回授業

 4月28日、第2回の授業が行なわれました。今回のテーマは「地域商社」。まず下北山村役場職員で、村内で地域商社立ち上げに関わった堀内さんが、地域商社の一般的説明、下北山村に地域商社が必要だと思った理由などを講義してくれました。次に、実際にたちあがった地域商社「つちのこパーク」の道下さんが、この商社の概要や狙い、キャラクターづくりのプロセスなどを講義してくれました。この2つの講義をもとに、受講生9名は3つのグループにわかれ、下北山エクステンション特任助教(鈴木)はじめ、下北山村の方がグループにサポートで入るなかで、この地域商社で提供するプログラムや商品などの企画を話しあい、その後全員で共有とディスカッションをしました。体験プランから下北山を象徴するような商品まで、たくさんのアイデアがでて、下北山村側の講師陣はびっくり。「このうちの一つは今年中に実現したい」と道下さんが思わず述べられました。

授業資料の一部(地域商社)

受講生のなかには、すでに夏休みに下北山を訪れたいと希望する学生も出てきました。下北山村と大学の間では、臨床心理、歴史資料整理、社会学的地域調査の3つの共同研究が動いています。学生が希望すれば、これらの共同研究の調査補助などのかたちでも村を訪れることができます。教育と地域貢献、研究促進の有機的なつながりができつつあります。

 

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