23年5月15日、大和・紀伊半島学研究所が分室として借りている旧四郷小学校(東吉野村三尾地区)。昨年度秋からは、奈良型エクステンションのモデルの一つとして、地元在住の方を村の人と一緒に探し出し、特任助教(エクステンションのコーディネーター)として勤務していただいています。これまで研究所関係者が使用する日以外は「開かずの学校」であった四郷小学校を、地域の方や東吉野に関心をもった団体・企業の方が訪れ集い、教育・研究・なりわいづくりの3つの学び合いが創発する場所として開いていきたい、という願いを込めて活動してきました。お陰様で、四郷小学校の活用をかんがえる座談会も立ち上がりましたが、隔月開催で寂しい、と言ってくださる声を、特任助教が聞きつけてくれて、座談会のない月であるこの5月に、有志の方が、四郷小学校の建物およびグラウンドなどを掃除・片付けしてくださる、というイベントが行われました(写真)。こうしたなかで地域の方や役場の方との交流もまた生まれたようです。またこの日は村役場の地域振興課の方も視察に訪れてくださり、特任助教が対応しました。