奈良国立大学機構 奈良型エクステンション ブログ

奈良国立大学機構が試行する地域連携の社会技術「奈良型エクステンション」モデル3地域を中心とした紹介です。

【下北山村】下北山学 0630実施

奈良女子大学キャリアデザインゼミナールC9(通称「下北山学」)の6月30日授業が行われました。今回のゲスト講師は、役場農林建設化の北直紀さん(以下の自己紹介資料参照)。

講師の北先生(授業資料より)

日本の林業の状況から奈良県林業の歴史特徴そして、熊野川流域の北山郷林業の歴史や現状などをたくさんのスライドを用いて大変わかりやすく説明くださいました。もともと学校の社会科の先生をされていただけあって、とてもわかりやすく説得的なお話に受講生一同耳を澄ましました。

 

北さんの授業資料より

授業の後半では、北さんの話をうけて、学生たちでグループにわかれて、林業の課題解決の方法について議論し、授業の最後で共有しました。大きな構造のなかで動いている問題だけに一村から解決していくことは容易ではありません。しかし自伐型林業など、状況を変えていこうとする動きや若い林業者の参画が生まれていることも事実であり、都市の人々が日本の山林の価値を子供の頃からどうやって身近なものとして感じられるようにしていけるか、この重要性が学生たちからも語られました。