奈良国立大学機構 奈良型エクステンション ブログ

奈良国立大学機構が試行する地域連携の社会技術「奈良型エクステンション」モデル3地域を中心とした紹介です。

【下北山村】エクステンションでの企業からのインターン受け入れのご報告

  6月30日の「下北山学」授業では大変うれしいことがありました。
実は、今年度のはじめごろ、この授業にも協力してくださっている株式会社リヴァ(ムラカラ)の利用者の方を、社会復帰への一環として、同村在住のエクステンション特任助教のもとでインターン生として受け入れてもらえないかという提案・依頼が、リヴァ側からカレッジズ連携推進センターにありました。大学生が企業や自治体にインターン生として受け入れていただくことは日常茶飯時ですが、その逆、大学が社会復帰の一翼をインターン受け入れによって担う、という新たな構図・提案にセンター、そして奈良女子大学社会連携センター、研究協力課など関連部署で議論を重ねました。主旨として、地域に大学のスタッフが常駐し、そこの地域課題解決や実践の支援を行なっている私達にとって、今回の提案・依頼は素晴らしいことで、なんとか実現したいと考えました。結果、奈良女子大学社会連携センターが受け入れ先となり、インターンの実施場所は、下北山村のエクステンション特任助教のもと、という形で、奈良女子大学研究協力課や社会連携センターが受け入れ内規や協定書を作成してくれました。その結果、新しい制度がつくられ実現しました。主として下北山村発の大学授業「キャリアデザインゼミナール(通称下北山学)」の授業準備とウェブ運営の支援がインターン作業内容となり、何回かの授業に協力していただきました。利用者の方(ここではAさんとします)は、この6月30日をもってムラカラのプログラムを無事「卒業」となりましたので、6月30日の授業サポートが最後のお仕事となりました。ITの知識や高い運営能力をおもちのAさんのおかげで、下北山学の授業は大変スムーズに実施することができたのです。特任助教はじめ授業関係者として感謝しかありません。Aさんも、大学生の生の声を聴いたり、授業の計画や実施の様子を見れたことは大変良い経験となった、と喜んでくださいました。過疎地域に少ないインターンの受け入れ先、しかも教育事業ということで、エクステンションの意義をあらたに教えていただけた経験ともなりました。Aさんやご提案いただいた企業(リヴァ)に感謝をこめて、このブログに掲載させていただきました。

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