奈良国立大学機構 奈良型エクステンション ブログ

奈良国立大学機構が試行する地域連携の社会技術「奈良型エクステンション」モデル3地域を中心とした紹介です。

【下北山村】臨床心理系教員とムラカラ(下北山村)によるセルフコンパッションものづくりのトライアル

参加者:奈良女子大学臨床心理相談センター(栗本美百合先生、伊藤美奈子先生)院生Sさん、下北山村役場職員、地域商社(つちこのパーク)スタッフ、「ムラカラ」スタッフ、下市町エクステンション特任助教下北山村エクステンション特任助教

www.nara-wu.ac.jp

・11月初旬に栗本先生より、支援をしている方やこれから村でイベントを提供される方に役立つような『セルフコンパッションとものづくり』をオンラインにて体験していただくのはどうでしょうか。というお話をいただきました。

liva.co.jp

・数回の打ち合わせの後、12月27日(水)にオンラインで体験会を実施することができました。

・アート・アズ・セラピー:安心、安全な場所を保障しながら、五感を通して素材に触れ、

それらと対話しながら作っていくことで自分の心を豊かにしてくれる。

創作のプロセス自体にセラピー的な要素が含まれる。

作品の分析や解釈にとらわれず、創作そのものを楽しむ

 

・今回、木の枝や蔓、どんぐりなどの木の実などを使って、モビールを作りました。

 

 

見本のモビール

 

下北山は2チームに分かれて作成中

出来上がった作品を発表

 

最後にものつくりを体験してみての感想を一言づつ述べ合いました。

 

・下北山エクステンションの機器を用いて、この活動が実現できました。

下北山村では、観光による地域振興が重要な課題の一つとして認識されており、下北山村エクステンションのミッションの一つとなっています。下北山村の自然と癒やしがそうした誘客につながるのでは、という仮説を常に頭にいだきつつこうした共同も進められています。今回のトライアルを経験して、例えば、村内のキャンプ場でのイベントとしてもこの体験を取り入れていくことで、癒やしと自然の村というイメージにふさわしい魅力づくりになるのでは、という意見が出ました。次年度にむけて計画する予定でとなりました。