奈良国立大学機構 奈良型エクステンション ブログ

奈良国立大学機構が試行する地域連携の社会技術「奈良型エクステンション」モデル3地域を中心とした紹介です。

エクステンション定例MTG 2024(R6)年1月 

新年から全国で様々な悲しい出来事が起こっていますが(被災された方に心からお見舞い申し上げます)、2024年が幕を開けました。

3エクステンション合同による定例MTGが1月10日開催されました。以下がその主な報告内容です。

◯下市町エクステンション
・賑わい創出協議会(主として廃校の利活用を産地学官で考える協議会)のメンバー、下市集学校の12月の活動についての共有や、これも一つの廃校舎の再生を目指すパルグループホールディングスの活動予定についての情報共有。これらの情報がSNSで配信されていることなどが報告されました。
下北山村エクステンション
・歴史民俗資料館との共同研究:村報に毎月上京の連載をしていること。
下北山村出身者の意識調査についての共同研究:12月中旬に回覧板と下北山lineに、URLとQRコードを使って行ない、1月10日時点で70名の回収があること。
・臨床心理学コース(梅垣先生ゼミ)とムラカラとの共同研究:2名の院生の修士論文提出が済み、研究成果発表会をオンラインにてムラカラスタッフを含めて今後行う予定。
・臨床心理学コース(栗本先生、伊藤先生)から、キャンプ場に来られるお客様向けにものつくりで何か出来ないか?と「セルフコンパッションとものつくり」について提案いただき、12/27に、ものつくり体験会(オンライン)を開催したこと。
下北山村エクステンションが開所したこと。
などが報告された。
東吉野村エクステンション
・下市町、下北山村で実施してきた集落点検や他出子調査を、東吉野村でも実施したい、との要望が出て、水垣教授と大谷特任助教、東吉野の方で事前相談をし、1月12日に、村役場に大学教員、実践部門スタッフが出向いて共同研究に向けて相談することとなった。

 

3地域が相互に触発されながら、あらたな共同研究や共同事業を創発していることが伺われます。奈良型エクステンション制度のプラットフォーム機能が徐々に発揮されつつあると思われる今回のMTGでした。